インフルエンサーマーケティング事業 営業担当 島田 萌未 氏
メディアプロモーションやWeb動画制作をはじめとしたインフルエンサープロダクションとして事業を展開するGROVE株式会社。急成長中の同社では、事業の柱の1つであるインフルエンサーマーケティング事業で、動画SNSデータ分析ツール『kamui tracker(カムイトラッカー)』を導入し、クライアント様への企画提案に活用しています。
どのような背景から同社は『kamui tracker』を導入し、どのように活用しているのでしょうか。営業担当の島田萌未氏(以下、敬称略)にお話を伺いました。
クリエイティブ力に強みを持つインフルエンサープロダクション
―― 貴社の事業内容について教えてください。
島田:弊社では、YouTuberやインスタグラマーといったインフルエンサーを起用した3つの事業(インフルエンサーマーケティング事業/プロダクション事業/クリエイティブ事業)を展開しています。私は主にインフルエンサーマーケティング事業に携わり、営業担当としてクライアント様のご要望をヒアリングし、それに沿ったインフルエンサーを起用した企画をご提案しています。自社所属のインフルエンサーだけでなく、他事務所所属の方やフリーの方ともお仕事をさせていただきます。
―― 事業の強みを教えてください。
島田:クリエイティブ力の高さが弊社の強みです。グループ会社に音楽系番組を制作している会社があったり、過去にバラエティ番組を制作していた制作陣が所属していたりするため、その知見も併せて企画から撮影、動画編集まで行なえます。また、弊社所属のインフルエンサーはエンゲージが高いことも強みで、一般的なインスタグラマーは2〜3%のエンゲージ率のところ、10%を超えるコスメ系・ファッション系のインスタグラマーが多数所属しています。

データに基づく提案とYouTuberのリサーチ業務に課題
―― 導入以前に抱えていた課題についてお聞かせください。
島田:インフルエンサーマーケティング事業では、YouTuberの細かい数値を把握して企画をご提案することが困難でした。YouTube上では表面的な視聴回数やチャンネル登録者数までしか確認できず、それ以上の数値はインフルエンサー側に要望しないと得られません。しかしクライアント様には、CPIやCPVを含めた多角的な数値でご提案しなければならず、かなり苦戦していました。特にゲーム系のYouTuberがあまり所属しておらず、他事務所やフリーの方のリサーチとキャスティングに多くの時間と手間がかかっていたのです。
―― 導入以前は、どのようにYouTuberさんを探されていたのでしょうか。
島田:YouTube内でひたすら検索したり、所属YouTuberからのツテで紹介してもらったりと、人力でかなり非効率なやり方でした。案件にもよりますが、1提案あたり20名以上のYouTuberのリストを作成するのに、少なくとも3〜4時間はかかっていました。その方法では、クライアント様が求めるKPIや数値に合わせたデータに基づく提案に限界があったのです。
多彩な検索軸と他社実施案件の検索が導入の決め手
―― 導入の決め手についてお聞かせください。
島田:YouTube分析ツールの導入を検討しはじめ、さまざまな条件でYouTuberを探せることと、他社実施案件の検索ができることに魅力を感じ、導入が決まりました。導入初期にはアカウントを発行し、カスタマーサクセスご担当の方から営業チーム全体へ使い方が周知されました。現在はインフルエンサーマーケティング事業の営業チーム、およそ20名が主に利用しています。私をはじめ営業担当はほぼ毎日使っていますね。別部署のプロダクション事業では、YouTuberのスカウトにも活用しています。
リサーチ時間が半分以下に。クライアントからも高評価
―― ツール導入後の感想をお聞かせください。
島田:クリエイター検索や商品動画の検索で活用することが多く、特にご提案するYouTuberのリスト作成ではかなり助けられています。例えば、ベンチマークとするゲームタイトルを検索欄に入れると、求めていた条件に合うYouTuberが簡単にヒットします。それによって、より情報密度の高いご提案ができている実感がありますね。作成したキャスティングリストには、クライアント様から「丁寧に作っていただき、ありがとうございます」という感謝の言葉をいただくこともありました。
―― 定量的な成果についてお聞かせください。
島田:ご提案内容の情報密度が上がったことで提案が通りやすくなっただけでなく、アップセルの提案もしやすくなりました。もともと1名のキャスティングのご依頼に対して、「複数のYouTuberによるコラボ企画だとより効果的です」と数字に基づいて積極的にご提案できるようになったのです。業務の効率化という側面では、1提案にリサーチで3〜4時間かかっていたものが、およそ半分以下にまで効率化できました。
1提案のリサーチに3〜4時間かかっていたものが、半分以下に。情報密度が上がり、提案が通りやすくなりました。
GROVE株式会社 島田 萌未 氏

毎月発行される市場レポートも営業チームで活用
―― ツール以外に活用されているものはありますか。
島田:ユーザー会員限定で定期的に公開されている「YouTubeタイアップ市場レポート」を、営業チームでよく活用しています。毎回レポートでスポンサード動画を出している上位企業を確認し、可能であればこちらからプロモーションのご提案をしています。また、今人気が急上昇している「ピックアップクリエイター」を確認し、いまトレンドのコンテンツやその傾向を社内で分析しています。レポートを通して、YouTubeのトレンドが客観的な数値で把握できています。
変化の激しいトレンドを『kamui tracker』で分析していく
―― 今後、どのように活用していく予定でしょうか。
島田:まだ把握しきれていない機能も多いと感じているので、より細かい機能を理解し、精度の高い分析とご提案を実施していきたいですね。YouTubeはトレンドの移り変わりが激しく、動画を一つひとつ見ていては把握しきれません。急上昇キーワードを確認して、これから流行る動画をより正確に予想できるようになれればと思います。ライブ配信コンテンツの需要も高まっており、そうした新しいトレンドにも活用していきたいです。
―― 導入を検討されている方へメッセージをお願いします。
島田:YouTube上の数値やアナリティクスだと分析できる範囲に限界がありますが、『kamui tracker』なら自社の提案に合ったYouTuberを探しやすく、他のYouTuberとの比較検討も容易です。うまく活用できれば、インフルエンサーマーケティングにおける提案の幅は間違いなく広がると思います。
【GROVE株式会社 会社概要】 YouTuberやインスタグラマーを起用したインフルエンサープロダクション。インフルエンサーマーケティング・プロダクション・クリエイティブの3事業を展開し、番組制作で培ったクリエイティブ力を強みに、企画から撮影・編集までワンストップで手掛けています。
