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伸びるYouTubeサムネイルとは?料理・グルメ編 調査レポート

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前回は、ゲームカテゴリにおける伸びるサムネイルの特徴を調査し、伸ばすポイントについて解説させていただきました。今回は、料理・グルメカテゴリにおける伸びるサムネイルの特徴を調査しました。

調査の結果、伸びやすいサムネイルの傾向が見られましたので、5つのジャンルに分けて解説させていただきます。きっと皆さんのYouTubeチャンネルグロースのお役に立つはずです。

なお、「サムネイルの統一」がYouTubeチャンネルを伸ばす1つのポイントになるということについては、「伸び悩むYouTubeチャンネルを改善!解決策3選」の記事でもお伝えさせていただいておりますので、ぜひチェックしてみてください。


目次

  1. まずはサムネイルのトンマナを統一しよう
    1.1. 伸びるサムネイルとは
  2. 料理・グルメカテゴリにおけるサムネイル傾向の調査結果
    2.1. モッパン/大食いジャンル
    2.2. モッパン/ASMRジャンル
    2.3. レシピ系ジャンル
    2.4. 飲食店系ジャンル
    2.5. 紹介レビュー系ジャンル
  3. まとめ
  4. 調査概要


1. まずはサムネイルのトンマナを統一しよう

1.1. 伸びるサムネイルとは

YouTubeの仕様上、動画のサムネイルとタイトル、概要文が一覧で表示された際に、サムネイルが情報を得る最も重要な項目になり得ます。これは画像優位性効果という人間の特性が影響しているからです。

そんなチャンネルを伸ばすにあたって重要な項目となるサムネイルにおいて、トンマナ ※1 の統一がキーになります。トンマナが統一されていると「見やすさ」や「チャンネルのブランディングになる」という点からチャンネル登録に繋げやすいというメリットがあります。

いくつか事例として、サムネイルが統一されているチャンネルをご紹介します。

※1 トンマナ:トーン(tone)&マナー(manner)の略称であり、 ここではYouTube動画のサムネイルデザインにおいて、コンセプトや雰囲気に一貫性をもたせることになります。

 

▶︎Koh Kentetsu Kitchen【料理研究家コウケンテツ公式チャンネル】


出来上がった料理は全て同じアングルから撮影され、色調なども統一しています。また、文字についても同じフォントで毎回同じ位置にレイアウトされており、全体的に一覧を見た時に非常に統一感のあるチャンネルになっています。サムネイルの作り方としては非常にシンプルです。

▶︎kurashiru [クラシル]


フォントを手書き風のものに統一して、画像の色味を暖色よりに調整し統一感を出しています。シリーズによって文字のレイアウト方法を変えるなどして、統一感は出しつつも複数の企画を出している充実さも見て取れます。この場合は「ホーム」でそれぞれのジャンルに分けて表示するとコンテンツの充実さを出しつつも見た目の統一が担保できます。

▶︎大食いらすかる


画像自体は食品のみだったりYouTuberが登場していたりいくつかパターンはありますが、フォントが赤で統一されています。配置は縦書き横書きはあるものの、画像の端に配置するというルールになっているので統一感を担保できています。

これらの事例を見てもわかる通り、伸びるチャンネルにするためには「サムネイルのトンマナ統一」が重要になります。

具体的に何を統一すべきかというと、基本は次の3つです。

  • 使用フォント
  • 文字レイアウト
  • 使用する色or色味

これらを統一すると、動画一覧で見た時のバランスが整い、視聴者が情報を受け取りやすくなります。ゆえに、チャンネル自体がどんな情報を発信しているのかをサムネイルを見ただけで理解できるようになります。わかりやすさや統一感は、視聴者の理解だけでなく興味関心をも生み、チャンネル登録へつながる可能性が高まります。

図1)トンマナが統一されたサムネイル画像

では、他の項目も含めて、より具体的にどのように統一すれば伸びるのか?業種ごとにその傾向は少しずつ変わってきます。そこで私たちは、カテゴリ別で伸びているチャンネルのサムネイルの傾向を調査しました。今回は料理・グルメカテゴリについて調査を実施しました。次章より、料理・グルメカテゴリの伸びるサムネイルの詳細の傾向を見ていきましょう。


2. 料理・グルメカテゴリにおけるサムネイル傾向の調査結果

料理・グルメカテゴリにおけるサムネイルの傾向を調査するにあたって、次の5つにタイプを分けてジャンルごとに調査を行いました。

①モッパン(*1)/大食いジャンル

②モッパン/ASMRジャンル

③レシピ系ジャンル

④飲食店系ジャンル

⑤紹介レビュー系ジャンル

その結果、「YouTuberの顔出しや人物が登場しているのか」「撮影場所がどこで、画面を分割しているか」「テキストレイアウトや色、フォントなどの文字デザイン」「画面中の食品が映っている割合」の4項目に分けて傾向が見られることがわかりました。

(*1):韓国語の「食べる=モクタ」と「放送=バンソン」を組み合わせた造語で「食事動画」という意味


2.1. モッパン/大食いジャンル

図2)モッパン/大食いジャンルにおけるサムネイルの傾向
図2)モッパン/大食いジャンルにおけるサムネイルの傾向


本ジャンルは、モッパン動画のうち大食いする様子が配信されている動画が当てはまります。結果として、モッパン/大食いジャンルのうち伸びている動画は、以下の傾向が強く見られました。

YouTuberの顔出しについては、YouTuberの顔はあり(目鼻口全てが出ている状態)で、登場人物としては1人のパターンが最も多かったです。画面割りについては、画面を分割していないかつ、店内の様子のサムネイルが86.7%と5ジャンルのうち最も多く、モッパン/大食いジャンルにおけるサムネイルは画面を分割せず店内で撮影したものを使う方が伸びる可能性が高まることが言えるでしょう。

文字デザインに関しては、「文字の量がサムネイルの30%、1色、フォント1種類」パターンが最も多く、その次に「文字の量がサムネイルの30%、2色、フォント1種類」のサムネイルが多く、この2パターンが全体の半数を占めていました。

また、サムネイル内の食品が画面を占める割合としては、50%(1/2程度)を占める割合が46.7%と最も多いことが確認できました。

<事例>

▶︎えびまよ【海老原まよい】
【大食い】揚げ物だらけの濃厚カレー6kg制限時間45分にチャレンジ!【海老原まよい】



▶︎MaxSuzuki TV
【大食い】日本一『でっけーラーメン』を出すお店で10000円分食べ切れるか試した結果とんでもない事に…【⚠️大事故】




2.2. モッパン/ASMRジャンル

図3)モッパン/ASMRジャンルにおけるサムネイルの傾向
図3)モッパン/ASMRジャンルにおけるサムネイルの傾向

本ジャンルは、モッパン動画のうち、ASMR動画(*2)が当てはまります。結果として、モッパン/ASMRジャンルのうち伸びている動画は、以下の傾向が強く見られました。

YouTuberの顔出しについては、YouTuberの顔はありとなし(鼻から下のみ出ている状態)の2パターンで二極化しており、登場人物は1人のパターンが最も多かったです。画面割りについては、画面を分割していないかつ、自宅の様子のサムネイルが63.3%と最も多く、次いでスタジオの様子のサムネイルが36.7%でした。

文字デザインに関しては、「文字の量がサムネイルの30%、1色、フォント1種類」パターンが最も多く、その次に「文字なし」のサムネイルが多く、この2パターンが全体の半数を占めていました。また、サムネイル内の食品が画面を占める割合としては、70%(2/3程度)を占める割合が90.0%と圧倒的に多いことが確認されました。

モッパン/ASMRジャンルにおけるサムネイルは、画面分割をせず食品のビジュアルがわかりやすいものを使う方が伸びる可能性が高まると言えるでしょう。

(*2) AMSR動画:人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地よい、脳がゾワゾワするといった反応・感覚を掻き立てる動画コンテンツ

<事例>

▶︎ryoma ASMR
ASMR チーズミルフィーユハムカツ Cheese Millefeuille Ham Cutlet EATING SOUNDS | 咀嚼音 | MUKBANG | 먹방 | COOKING


▶︎NATAPONなたぽん
【咀嚼音】手掴み漬けサーモン寿司|Salmon sushi Eating Sounds/ASMR/mukbang




2.3. レシピ系ジャンル

図4)レシピ系ジャンルにおけるサムネイルの傾向
図4)レシピ系ジャンルにおけるサムネイルの傾向

本ジャンルは、料理のレシピや作り方を紹介する動画が当てはまります。結果として、レシピ系ジャンルのうち伸びている動画は、以下の傾向が強く見られました。

YouTuberの顔出しについては、YouTuberの顔なしが90.0%、画面割りについては、画面を分割していないかつ、自宅の様子のサムネイルが92.0%と大半を占める結果でした。

完成した料理がわかりやすく、自宅での調理を想起させるロケーションが視聴者から支持されていることが推察できます。

文字デザインに関しては、「文字の量がサムネイルの30%、1色、フォント1種類」パターンが最も多く、その次に「文字なし」のサムネイルが多く、この2パターンが全体の半数を占めていました。また、サムネイル内の食品が画面を占める割合としては、100%(全体)を占める割合が48.0%と最も多いことが確認されました。

レシピ系ジャンルにおけるサムネイルは、画面分割をせず、料理のビジュアルを全面に打ち出したものを使う方が伸びる可能性が高まると言えるでしょう。

<事例>

▶︎Aosトラットリア
【簡単】この炊き込みご飯はヤバイやつです!1人で3合は行けるかもです。グリンピースは春の味!【 料理レシピ 】



▶︎coris cooking
パリッと☆とろける生チョコの作り方【2つの食感と口どけ】【材料4つ】 Nama-Chocolate Recipe|Coris cooking




2.4. 飲食店系ジャンル

図5)飲食店系ジャンルにおけるサムネイルの傾向
図5)飲食店系ジャンルにおけるサムネイルの傾向

本ジャンルは、飲食店で調理の様子や、老舗の店舗の様子が配信された動画が当てはまります。結果として、飲食店系ジャンルのうち伸びている動画は、以下の傾向が強く見られました。

YouTuberの顔出しについては、YouTuberの顔はありで登場人物は1人のパターンが30.3%と最も多く、次いでYouTuberの顔と登場人物はなしのパターンが26.7%、YouTuberの顔はなしで登場人物が1人のパターンが23.3%と続きます。

画面割りについては、店内かつ画面分割なしのサムネイルが100%という結果でした。飲食店系ジャンルにおけるサムネイルは、画面を分割せず店内で撮影したものを使う方が伸びる可能性が高まることが言えるでしょう。

文字デザインに関しては、「文字なし」のサムネイルが83.3%と大半を占め、その次に「文字の量がサムネイルの30%、1色、フォント1種類」のサムネイルが10.0%と多いことが確認できました。

また、サムネイル内の食品が画面を占める割合としては、70%(2/3程度)を占める割合が36.7%と最も多く、次いで食品割合なしが23.3%と多い結果が見て取れます。食品割合なしといっても、店構えがわかるものや厨房の調理器具が映っており、何らかの形で食品にまつわるサムネイルであることがわかりました。

<事例>

▶︎MOGUMOGU (おいしいエンタメ)
【大阪発祥】ニューハマヤ!毎日行列ができる!!大阪が生んだ最高峰のジャンキー飯に密着!! Japanese Street Food



▶︎食えもん
日本一早い屋台!!280件で星4以上の高評価の福岡屋台!!組み立てから料理..全てワンオペ!! 走り回って1人で準備する!! Japanese street food | Japanese food




2.5. 紹介レビュー系ジャンル

図6)紹介レビュー系ジャンルにおけるサムネイルの傾向
図6)紹介レビュー系ジャンルにおけるサムネイルの傾向

本ジャンルは、食レポや食べ比べ、飲食店の新作のメニューの紹介などを行なっている動画が当てはまります。結果として、紹介レビュー系ジャンルのうち伸びている動画は、以下の傾向が強く見られました。

YouTuberの顔出しについては、YouTuberの顔はありで登場人物は1人のパターンが半数以上を占め、残りは顔なしのパターンでした。画面割りについては、画面分割をしていないかつ、自宅の様子のサムネイルが76.7%と最も多く、その他の数値を見ても自宅で撮影されているサムネイルが全体の8割を占めています。

文字デザインに関しては、「文字の量がサムネイルの30%、1色、フォント1種類」のサムネイルが30.0%、その次に「文字の量がサムネイルの30%、2色、フォント1種類」が26.7%と多く、この2パターンが全体の半数を占めていました。

また、サムネイル内の食品が画面を占める割合としては、70%(2/3程度)を占める割合が50.0%と最も多いことが確認できます。

紹介レビュー系ジャンルにおけるサムネイルは、料理のビジュアルがわかりやすく、商品名やレビューの内容がわかりやすく文字で書かれたサムネイルだと伸びる可能性が高まると言えるでしょう。

<事例>

▶︎もぐもぐゆみまろ
【スタバ新作】アイス抹茶ティーラテ、新作フード8品ご紹介〜〜〜



▶︎与論やまぐ学校 【食】
【マクドナルド】新作2個 ナゲット15個 パイ2個






3. まとめ

全体として、どのジャンルも画面は分割せずにレイアウトし、食品のレイアウトは画面の70%程度を占め、文字レイアウトは画面の30%程度に納めるパターンが多いことがわかりました。

レシピ系ジャンルのみ、YouTuberなどの登場人物はなしで、食品のみを見せているケースが多かったです。

登場人物が出てくるサムネイルもレシピ系以外のジャンルでは多く見られましたが、いずれのジャンルも食品が画面の70%程度を占める構成が動画として伸びていることがわかりました。料理・グルメカテゴリの動画では、視聴者は登場人物よりも「どんな食べ物なのか」ということに注目している可能性が高いと考えられます。いずれのジャンルでも食品のビジュアルを工夫して構成することをおすすめします。

文字のレイアウトや色、フォントについては、フォントの種類や使う色の数については制限してトンマナを統一しているサムネイルが多くありました。前回のゲームカテゴリとは少し違い、文字のレイアウトが画面を占める割合は30%程度が最も多く、少ない結果となりました。

料理・グルメカテゴリでは食品のビジュアルを邪魔しない程度の文字レイアウトにしながら、食品の画面割合を多めにしビジュアル(美味しく見える色調整やアングル、断面を見せるなど)を工夫することで伸ばせるサムネイルを作ることができるでしょう。


4. 調査概要

調査期間

2019年11月1日〜2022年10月31日の間に投稿された動画

調査方法

次の条件にて、kamui trackerの「動画検索」機能にて抽出された上位30位までの動画のサムネイルの傾向を項目ごとに調査。

【条件】

  • カテゴリ:料理・グルメ
  • 視聴回数:1,000回以上
  • 視聴評価(※):2.0〜10.0倍(投稿後30日間)
  • 除外条件:#short(除外できない場合、尺も設定)
  • 調査対象本数:30本
  • 並び:視聴回数が多い順

※視聴評価:対象動画の視聴回数をkamui trackerが算出するそのチャンネルの動画1本あたりの推定視聴回数で割った数値(倍率)


本記事が皆様のYouTubeの効果的な運用において、少しでもお役に立てる記事となっていれば幸いです。
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