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YouTubeの切り抜き動画は本当に伸びる?切り抜き動画の動向から成功事例・活用方法まで徹底解説! 前編

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最近、YouTube内で爆発的に市場が成長しているジャンル「切り抜き動画」は、人気YouTuberの動画の一部をトリミングした短編コンテンツを中心にさまざまなジャンルで展開され、今大きな注目を集めています。

2022年8月には約20,000本の切り抜き関連の動画が投稿されており、切り抜かれるチャンネルのジャンルも広がっています。このことからも、2023年のYouTube市場において「切り抜き」がチャンネル成長の重要なキーワードになることが予想されます。

今回の調査ではそんな最近話題の「切り抜き動画」にスポットを当て切り抜きが元チャンネルに与える影響から、切り抜き動画の制作パターンまで、YouTube分析ツール『kamui tracker(カムイトラッカー)』を活用し徹底調査しました。前編・後編を通して、その結果を一挙公開させていただきます。

目次

切り抜き動画とは

切り抜き動画とは、ライブ配信や長尺動画の中で反響のあったシーンなどを切り抜いて、テロップなどの編集を加えた動画のことです。

元々はライブ配信が多いVTuber(バーチャルYouTuber)界隈で頻繁に活用されている手法でした。

ライブ配信は、クリエイターがアーカイブに残さないケースやアーカイブがあったとしても追加での編集がしづらく、長尺になりやすい傾向にあります。

このような課題を解決し、時間が無くても要点だけを掻い摘んで見ることができる、いわゆる「切り抜き動画」がYouTube上に増えていきました。

ここ最近では切り抜きの対象がVTuber以外にも広がり、ショート動画で切り抜きが配信されるケースも多く見受けられるようになっています。

切り抜きの収益分配

切り抜き動画は先に言及している通り、すでに存在する動画の一部分を切り抜いて再編集したコンテンツです。

切り抜き動画をYouTubeに投稿する行為は著作物について、著作権法上の「利用行為」をすることになりますので、切り抜き動画を配信するためには、元動画を制作したクリエイターやMCN(マルチチャンネルネットワーク有資格事業者)の許諾を得ることが必要です。

また、切り抜き収益について元動画の著作権者と事前に合意する必要があります。収益の分配率は著作権者が決めております。

MCNに所属されているクリエイターの場合、MCNとの収益分配を行うケースもあります。

※本調査では上記手続きを踏んでいる切り抜きチャンネルを中心に事例を紹介いたします。

切り抜きチャンネルの動向

日本で切り抜き動画を投稿する「切り抜きチャンネル」が登場し始めた時期は2019年頃だと推測されます。(kamui tracker調べ)

その後、切り抜きチャンネルの数が急激に増加し、2022年にかけて切り抜きチャンネルが最も多く開設されています。

<切り抜きチャンネルの開設分布>



<切り抜きチャンネルの開設推移>


切り抜き動画の視聴回数のボリュームを確認すると、最も多くの切り抜きチャンネルが開設された2021年の視聴回数も、爆発的に増加していることが分かります。

2022年9月時点では、すでに去年の視聴回数を超えており「切り抜き動画」の市場はもっと大きくなることが予測できます。

<年度別の切り抜き動画の総視聴回数>



<切り抜き動画の総視聴回数の推移>




切り抜きチャンネルの事例

切り抜き動画で、直近一年の総視聴回数が多かった切り抜きチャンネルの元配信先であるチャンネルを3つ抽出しました。

1位にランクインした「ひろゆき, hiroyuki」チャンネルから切り抜かれた動画の直近一年間の視聴回数は約21億回以上と、他のチャンネルと比べても圧倒的な回数でした。

チャンネルリスト


切り抜き動画が元チャンネルに伝える影響

多くの切り抜き動画が登場している中で、切り抜き動画によって切り抜かれている元のチャンネルにはどのような影響があったのか、対象チャンネルの切り抜き動画が登場した時点を基準に前後一年間の登録者獲得数と視聴回数を比較しました。

その結果、上記3つのチャンネルは切り抜き動画が配信された後に、登録者獲得数と視聴回数が増加する傾向が見受けられました。

ひろゆき, hiroyuki

「ひろゆき, hiroyuki」関連の切り抜き動画が出始めた「2020年6月24日」時点で前後1年の登録者獲得数を比較した結果、前期間には83,247名を獲得、後期間には772,000名を獲得していることが確認されました。(827%増加)

<切り抜き出現時点の前後比較(登録者獲得数)>


<登録者推移>


また、視聴回数を比較した結果は、前期間には10,186,127名を獲得、後期間には58,811,877名を獲得していることが確認されました。(477%増加)

<切り抜き出現時点の前後比較(視聴回数)>


<視聴回数推移>



ばんばんざい

「ばんばんざい」関連の切り抜き動画が出始めた「2021年8月17日」時点で前後1年の登録者獲得数を比較した結果、前期間には339,000人を獲得、後期間には1,463,000人を獲得していることが確認されました。(331%増加)

<切り抜き出現時点の前後比較(登録者獲得数)>


<登録者推移>


また、視聴回数を比較した結果は、前期間には174,619,072回再生、後期間には1,138,337,541回が再生されたことが確認されました。(551%増加)

<切り抜き出現時点の前後比較(視聴回数)>


<視聴回数推移>



バンカラジオ

「バンカラジオ」関連の切り抜き動画が出始めた「2021年9月12日」時点で前後1年の登録者獲得数を比較した結果、前期間には172,900人を獲得、後期間には400,000人を獲得していることが確認されました。(131%増加)

<切り抜き出現時点の前後比較(登録者獲得数)>


<登録者推移>


また、視聴回数を比較した結果は、前期間には136,179,566回が再生、後期間には421,662,739回が再生されたことが確認されました。(209%増加)

<切り抜き出現時点の前後比較(視聴回数)>


<視聴回数推移>


これらの結果から、切り抜き動画のチャンネルを開設し運用することは、元のチャンネルの成長にも大きく寄与する可能性が高いことがわかりました。

調査概要

調査対象期間

期間指定なし

調査方法

  • kamui trackerの「チャンネル検索」機能から「切り抜き」と関連する(キーワード関連度10以上)チャンネルを抽出
  • kamui trackerの「動画検索」機能から「チャンネル名」+「切り抜き」の条件で切り抜き動画データを抽出

前編はここまで。本テーマの後編は下記よりチェックしてみてください。後編では「切り抜き動画のパターン」や「企業で切り抜き動画を活用する場合のポイント」について深ぼって説明させていただきます。

「YouTubeの切り抜き動画は本当に伸びる?切り抜き動画の動向から成功事例・活用方法まで徹底解説! 後編」はこちら


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私たちエビリーは、kamui trackerを活用してデータドリブンなYouTubeチャンネル運用のサポートをしています。

チャンネルをこれから開設する方、チャンネルはあるけどなかなか伸び悩んでいる方、さらに伸ばしていきたい方、さまざまなYouTubeのお悩みについて最適な施策をご提案させていただいております。

もし、話を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら、下記のお問い合わせフォームよりいつでもお気軽にご相談くださいませ。

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