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85%以上に見られている『採用動画』とは-特徴や事例-

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最終更新日 2024年2月21日

「採用動画」と聞いてなんとなくイメージできるけど、どんな効果があるか理解している方はまだ多くないかもしれません。

採用ページや求人媒体に掲載している情報を動画にしたもので、文字や写真で伝わりにくい社風や人間関係を分かりやすく表現することができます。

そこで今回は「採用動画」の必要性やエントリー数の増加、内定辞退率の改善を行う方法について解説していきます。

目次

  1. 採用動画とは
    1.1. 採用動画は採用に関する情報を動画化したもの
    1.2. 社風・企業文化のような数字ではわからないことを知るために採用動画が見られている
  2. リアルな職場の雰囲気を伝えられる動画が、社風・企業文化の発信に適している
  3. 採用動画の活用事例
    3.1. 1日密着
    3.2. オフィス(工場)ツアー
  4. 採用動画を作成する際の3つのポイント
    4.1.明確なメッセージを決める
    4.2.リアルな社員の声や現場の様子を届ける
    4.3.品質の高い動画を作成する
  5. まとめ

1. 採用動画とは

まずは「採用動画」が一体どんなものなのか説明していきます。

1.1. 採用動画は採用に関する情報を動画化したもの

採用動画は、企業が主に潜在的な応募者に向けて制作する動画で、会社の魅力や働く人の人間関係、社風などを紹介するものです。

会社に興味を持ってくれた求職者に対して、文章や写真では伝えきれない会社の情報を届けることができます。

1.2. 社風・企業文化のような数字ではわからないことを知るために採用動画が見られている

採用動画は、企業に興味を持つ求職者からのエントリー数を増やすために必要です。

その背景として企業が情報を提供しているのにも関わらず、学生らが知りたいのに知れなかった情報のギャップにより、エントリーを避けていることが挙げられます。

その中でも、割合が大きい情報として挙げられるのは「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」といったものです。これらは数字で表すことが難しい内容です。

そして、2022年に行われた株式会社moovyの調査では、学生の85%以上が採用動画を参考にしていることが分かっています。

このことから求職者は採用ページや求人媒体に掲載されている文章や写真から知ることができなかった情報を得るために、採用動画を見ていると考えられます。

2. リアルな職場の雰囲気を伝えられる動画が、社風・企業文化の発信に適している

動画は文章や写真に加えて動きのある映像や音で働いている人や職場の雰囲気をリアルに近い状態で伝えることができます。

求職者が知りたいのに知れなかった情報のギャップとして大きかった「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」は数字で表すことが難しいので、実際の映像をお届けして求職者に雰囲気を感じてもらうことが効果的です。

2.1. 個別説明会やホームページと並びYouTubeで採用動画が見られている

2024年は求人倍率がコロナ禍以前に戻りつつあり、求職者側の選択肢が増え、採用の難易度が上昇しています。企業としてはエントリー数をなるべく多く確保したいところではないでしょうか。

採用動画は「個別企業説明会」「会社ホームページ」「採用サイト」でよく見られています。

これらの媒体で採用動画をうまく活用している企業は、「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」をうまく伝えて、エントリー数の増加や入社後ギャップの軽減ができていると考えられます。

3. 採用動画の活用事例

3.1. 1日密着

1日密着とは働いている人の出勤から退勤までの1日の様子を、時間を区切って紹介する動画です。

時間ごとに仕事や休憩時間の様子を映し出すことで、求職者は実際に働いた場合をイメージできます。また、1人の社員を中心に、周りにいる他の社員との会話を通して職場の雰囲気や人間関係を伝えられます。

働いている人の様子は実際に現場に来てもらうことが最も伝わる方法ではありますが、一度に対応できる人数に制限が発生するため、母集団形成には限界が生じることでしょう。

そこで動画として実際の現場で働いている人の1日を紹介するわけです。

それに合わせて出演者や同じ職場で働いている方へのインタビューを通して、より明確に職場の雰囲気を伝えることができます。

3.2. オフィス(工場)ツアー

オフィスツアーとは実際に働いている職場の様子を紹介する動画です。

実際に働く場所を動画にすることで、働いた時の様子をイメージしやすくする効果があります。

ご紹介する事例では、社会見学という前提のもとで同じメンバーが社員に扮装して潜入ドッキリを行っています。

エンタメ性のある動画にすることで、動画を見ている人は楽しみながら見ることができるため、最後まで見てもらいやすい方法です。

4. 採用動画を作成する際の3つのポイント

なんとなく動画を作成して、採用ページや求人媒体に掲載してもエントリー数を増やす効果は見込めません。エントリー数を増やすために3つのポイントをおさえて動画を作成する必要があります。

そこで、採用動画を作成する際の3つのポイントを詳しくご紹介します。

4.1. 明確なメッセージを決める

採用動画として伝えたいメッセージを決めましょう。

メッセージが明確で求職者にとって魅力的である必要があります。

そして、メッセージを際立たせることを念頭において、撮影や編集を行います。

求職者に伝えたいメッセージを決めずに、動画を作成してしまうと全体的にぼんやりとした動画となってしまいます。

もちろん、その動画をきっかけにエントリーすることも考えられますが、動画を作るならしっかりとした効果を期待したいはずです。

メッセージが不明瞭な動画にならないようにするためにも、伝えたいことを一つ決めて動画を作成するようにしましょう。

メッセージを決める際には他社と比較した時に自社の魅力が簡潔に伝わる内容がふさわしいです。そのためには、制作前に実際に働いている人へなぜ自社を選んで入社したかアンケートを取ることが効果的です。

4.2. リアルな社員の声や現場の様子を届ける

採用動画はリアルな状態を動画にして届けることが重要です。

そのために、そこで働く社員の協力が必要不可欠です。

社員が動画に出演し、普段の仕事の様子や職場の雰囲気を見せることで、動画はよりリアルで信頼できるものになります。

また、撮影時に社員が緊張してしまうと、普段と違った状態の動画になってしまいます。

社員がなるべくリラックスできる現場作りも重要です。

4.3. 品質の高い動画を作成する

メッセージを伝えるためには、それを表現するのに適した動画の構成、撮影、編集が必要です。

構成とは動画で伝える順番や要素を整理したものです。

見る方に対して何をどの順番で伝えると分かりやすいかを考えます。

撮影ではどの視点に焦点を置いて撮影するかを考えます。

例えば、一緒に働いている様子をお届けしたいのであれば、社員と同じ目線で撮影を行います。他にも職場全体を見せたい場合は離れたところからや、高い位置から撮影する必要があります。

編集ではメッセージを伝えるのに不要な部分をカットし、重要なところを際立たせるために効果音を入れたり、映像に変化を加えたりします。

このように各工程を作り込むことで求職者にメッセージをより明確に伝えることが可能となります。それを実現するために社内で知見のある人材や制作会社などを含めた適切なチームをつくりましょう。

5. まとめ

求職者が知りたいのに知ることができなかった内容として「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」が大きな割合を占めます。これらの情報は数字で表現することが難しく、採用ページや求人媒体に記載している文章や写真では伝わっていません。

そして、85%以上の学生が採用動画を見ているという調査結果が出ています。

採用動画を活用することで、今まで伝えきれていなかった社風や企業文化などを伝えられるようになり、さらなる企業理解を促進し、エントリー数増加や内定辞退率の軽減につながります。

採用動画をつくるうえでは求職者に向けたメッセージを明確にし、実際の職場で働いている社員に協力してもらうことが大切です。そのメッセージを動画として明確に表現するために、構成、撮影、編集の細かなところを作っていく必要があります。

社内で動画づくりに知見のある人材や制作会社などを含めたチーム作りをしましょう。

そして、自社のYouTubeチャンネルの運用や、親和性の高いYouTuberとのタイアップなどによって、採用動画を多くの方に見ていただくことで、採用母集団形成が促進されます。また、「社内の人間関係」「社風・企業文化」「具体的な仕事内容」を事前に届けておくことで、内定辞退率が30%改善した事例も出てきています。

「エントリー不足」や「内定辞退」にお困りのご担当者は、動画活用をぜひご検討ください。

採用動画の制作や、採用母集団形成のYouTuberタイアップ、広告戦略などのご相談はエビリーへ

株式会社エビリーでは、採用動画の制作だけでなく、自社サービスであるYouTubeデータベース「kamui tracker(カムイトラッカー)」を活用し、採用母集団形成のためのYouTuberタイアップや広告配信を行っております。

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