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YouTuberタイアップ動画の重要指標「エンゲージメント率」の目指すべき目安とは?【タイアップ主要3業界の統計調査レポート】

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目次

  • 調査結果サマリー
  • タイアップにおけるエンゲージメントとは何か
  • 調査概要
  • 主要3業界全体の平均エンゲージメント率について
  • 主要3業界それぞれの平均エンゲージメント率について
  • ピックアップ考察
  • 総括


調査結果サマリー

2022年1月1日〜2022年3月31日の美容・ゲーム・食品関連の伸びているYouTubeタイアップ動画のエンゲージメント率を調査した結果、その平均値は、2.11%であることが判明しました。
(視聴回数10万回以上のタイアップ動画を対象としています)
業界ごとのエンゲージメント率の平均は、ゲーム系で2.58%、美容系で1.99%、食品系で2.05%となることが分かりました。
また、コメント全体の中で、商材に言及するコメントの割合の平均値は、ゲーム系で13.70%、美容系で18.60%、食品系で15.68%となることが明らかになりました。


タイアップにおける「エンゲージメント」とは何か

「エンゲージメント」に関しては、企業ごとにさまざまな定義がありますが、弊社では「視聴回数に対するコメントと高評価の割合」と定義しています。
この数値は、各クリエイターがどれほど視聴者の関心を集めているかを客観的に図る指標として活用することができます。
また、弊社ではYouTubeクリエイターとのタイアップ動画の効果測定を行う際に、コメントの総数に対しての「商材に言及するコメント」の割合も算出し、タイアップ効果の最大化に活用しています。
その理由は「商材に言及するコメントの割合」が高ければ高いほど「効果的に商品の魅力を訴求することができた」と言えるからです。
(以後、この指標を「商材エンゲージメント」と表記)


調査概要

調査期間:2022年1月1日〜2022年3月31日
調査対象:視聴回数10万回以上のゲーム、美容、食品関連のタイアップ動画でkamui tracker上に登録があるものすべて
調査ツール:kamui tracker


主要3業界全体の目指すべき目安のエンゲージメント率について

調査の結果、YouTuberタイアップが盛んに行われているゲーム・美容・食品業界のタイアップ動画のエンゲージメント率の平均値は2.11%となりました。
この平均値がYouTuberタイアップを行う中での一つの目安となります。

そのエンゲージメント率は、20万回〜50万回の範囲の視聴回数でもっとも低くなる傾向があり、10万回〜20万回ほどの視聴回数のエンゲージメント率がもっとも大きくなります。


主要3業界それぞれの目指すべきエンゲージメント率・商材エンゲージメント率について

【ゲーム業界】
ゲーム系タイアップの平均エンゲージメント率は2.58%となり、商材エンゲージメント率の平均値は13.70%となりました。

商材エンゲージメント率は視聴回数の上昇と反比例して下がっていく傾向にあり、要因としては、視聴回数が増加するにつれて、商品に興味を持つ視聴者の割合が低くなることが予想されます。

【美容業界】
ゲーム系タイアップの平均エンゲージメント率は1.99%となり、商材エンゲージメント率の平均値は18.60%という結果でした。

ゲーム業界の傾向とは異なり、美容系タイアップでは、商材エンゲージメント率は視聴回数の上昇と反比例して下がることはなく、どの視聴回数のタイアップ動画であっても一定の商材エンゲージメントを集めていることが分かります。

【食品業界】
ゲーム系タイアップの平均エンゲージメント率は2.05%となり、商材エンゲージメント率の平均値は15.68%となりました。

ゲーム業界の傾向と同じく、商材エンゲージメント率は視聴回数の上昇と反比例して下がっていき、視聴回数が50万回を超えると、商材に言及するコメントの割合は10%を切っていることが分かります。




ピックアップ考察

先述の調査結果より主要3業種の目安とするべきエンゲージメント率が分かりましたが、視聴回数別に数値を分けた際には視聴回数の上昇と反比例してエンゲージメント率が下がったり、それとは逆に反比例せずに下がらなかったりと数値の推移に差が見られました。
そこで各タイアップ動画のキーワード分析等を行い、エンゲージメント率の推移に対する考察を行いました。

①美容系タイアップのみ、視聴回数と商材エンゲージメントが反比例しない理由についての考察

②美容系はエンゲージメント率そのものは他と比べて低いが、商材エンゲージメントは他2業界よりも高い理由の考察

(①、②に関しては共通の要素が要因と考えられるためまとめて記載させていただきます)

美容系の動画のタイトルに使われているキーワードを分析すると・・・

【視聴回数が10万回〜20万回の美容系タイアップ動画のタイトルに含まれるキーワード群】

※kamui trackerで検索した59本の動画タイトルを元に分析

【視聴回数が20万回〜50万回の美容系タイアップ動画のタイトルに含まれるキーワード群】

※kamui trackerで検索した53本の動画タイトルを元に分析

美容ジャンルでは、「メイク」「紹介」などのキーワードで視聴者が検索してタイアップ動画にたどり着くことも頻度として少なくはなく、商材に事前に興味を持ったうえでの視聴割合が高まりやすいことも商材エンゲージメントが高まる要因だと考えられます。
また同様の理由により、エンゲージメント率そのものは低かったとしても、美容系タイアップの商材エンゲージメント率は他業界よりも高くなると考察することができます。

③視聴回数50万回以上のタイアップ動画の商材エンゲージメント率が低くなりやすい理由についての考察

50万回以上の視聴回数を記録するタイアップでは、「HIKAKINTV」や「きまぐれクック」など多くのチャンネル登録者を抱えるクリエイターが出演する頻度が多く、動画のタイトルキーワード群を分析すると・・・

※kamui trackerで検索した34本の動画タイトルを元に分析

「HIKAKIN」「流那」などの演者の名前や「エガタリング」などの独自企画名、「インタビュー」や「生活」など商材よりも演者に焦点を当てた企画に見られるワードが多くなっていることが分かります。
「インタビュー」や「生活」は〇〇さんにインタビューや〇〇さんの生活に1日密着などのような形で演者中心の企画で使用されているワードです。

このように商材の細かい仕様や使用感などに言及するシーンが少なくなりやすい企画の割合が大きいため、商材エンゲージメント率が下がるのではないかと考察することができます。

また、多くの登録者を抱えるクリエイターは情報ではなく演者そのものにファンがついていることが多いため、演者に言及するコメントが増加し、商材に言及される頻度が低下していくのではないかと考えられます。


総括

美容・ゲーム・食品関連の伸びているYouTubeタイアップ動画のエンゲージメント率を調査した結果、その平均値は、2.11%であることが判明しました。
効果的なYouTuberタイアップを行うため、クリエイターを選定する際の目安として、指標の一つにすることがタイアップを成功させるポイントになってくるでしょう。

業界ごとのエンゲージメント率の平均は、ゲーム系で2.6%、美容系で1.99%、食品系で2.05%となることが判明しました。
動画に対する視聴者の活発さはゲーム業界が3業界中もっとも高いことが明らかとなりました。

また、商材エンゲージメント率の平均値は、ゲーム系で13.7%、美容系で18.6%、食品系で15.7%となることが判明しました。
美容系は3業界の中でもっとも商材に注目が集まりやすい層が視聴者として存在する業界のため、購買促進目的でのYouTuberタイアップは効果が出やすい可能性があります。

以上の結果からYouTuberタイアップを行う際は、目的別で以下のようなクリエイター選定を行うことが効果最大化につながると考えられます。

認知拡大目的の場合・・・

商材エンゲージメントが低いほど視聴回数が増える可能性が高いため、商材エンゲージメントが低めのクリエイターを起用し、マスにリーチすることを狙いましょう。

商品の購買促進目的の場合・・・

推定される視聴回数が10万回〜50万回以内の商材エンゲージメントの高いクリエイターを優先的に起用することで、商材の関心度合いを高めて購買意欲を高めることを狙いましょう。
今後、企業がYouTubeを活用して商品の認知拡大や購買促進を行うにあたり、定量的に振り返ることができる数値を多く持っておくことは施策を優位に動かすうえで非常に重要になってきます。

今回ご紹介した「エンゲージメント率」「商材エンゲージメント率」を活用し、効果的なタイアップ戦略を立てていくことがタイアップ成功のカギになるでしょう。

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