ClaudeやChatGPTでも、YouTubeのチャンネル分析はできます。ただ、AIを使った分析といっても、方法は大きく2つに分かれます。YouTubeが用意している分析用のAI機能を使うか、ClaudeやChatGPTなどの生成AIに自社でデータを集めて渡し、分析させるかです。
前者は手軽ですが、分析できるのは用意された範囲までです。後者は準備の手間がかかる一方で、競合や市場のデータも含めて、自社の目的に合わせた切り口で分析できます。
AIとYouTubeのデータを直接つなぐ「MCP」も含めて、それぞれの方法を解説します。各サービスの機能は、各社の公式ヘルプで確認した2026年10月時点の内容です。
- AIでYouTubeを分析する2つの方法と、それぞれで分かること
- YouTubeが用意している分析用のAI機能
- 生成AIで分析するときの、データの集め方と分析の進め方
- YouTube MCPの仕組みと、つなぐ前に確かめること
AIでYouTube分析をする2つの方法
| 方法 | 分析できること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 1. 分析用のAI機能を使う (YouTube StudioのAsk Studioなど) | 自社のチャンネルの数値やコメント、動画の内容など、機能ごとに決まった範囲 | 自社のチャンネルや、特定の動画を手軽に確認したい |
| 2. 生成AIで、データを集めて分析する (Claude・ChatGPT・Geminiなど) | 集めたデータの範囲内で自由に分析できる。競合や市場の公開データも組み合わせられる | 競合と比べたい、自社の切り口で分析したい、同じ分析を繰り返したい |
ポイント
AIは、渡されていないデータを分析できません。分析用のAI機能は、その機能が扱うデータの中で答えます。生成AIを使う場合は、どのデータを集めて渡すかで、分析できる範囲が決まります。方法は「どのデータを分析したいか」から考えると判断しやすくなります。
方法1:YouTubeの分析用AI機能を使う
2026年10月時点で、YouTubeには、チャンネルや動画をAIで分析するための機能がいくつか用意されています。データを集める必要がなく、画面から質問するだけで使えます。
| 機能 | 分析できること |
|---|---|
| Ask Studio(YouTube Studio) | 自社のチャンネルの数値やコメントについて質問できる |
| コメントの要約(YouTube Studio) | 自社の動画のコメント欄で、視聴者がどう反応したかをまとめる |
| Ask YouTube(動画再生ページ) | 見ている動画の内容について質問できる |
YouTube Studioの「Ask Studio」
YouTube Studioに組み込まれたAIで、チャンネルの数値やコメントについて、対話形式で質問できます。「最近の動画のコメントで多い話題は?」「この動画は最近どうだった?」といった質問ができ、アナリティクスの画面にも質問の候補が表示されます。動画のアイデア出しにも使えます。
利用できるのはパソコンのブラウザ版です。画面の上部にAsk Studioが表示されない場合、そのアカウントでは利用できません。18歳未満のクリエイター、子ども向けに設定したチャンネル、公式アーティスト チャンネルも対象外です。回答の正確さは保証されていないため、正確な数値が必要な場合は、アナリティクスのレポート画面で確認することをおすすめします。
YouTube Studioの「コメントの要約」
自社の動画のコメント欄を、AIが要約する機能です。視聴者がどう受け止めたか、次の動画に活かせる意見は何かをまとめて示します。YouTube Studioの[コミュニティ]で動画のコメントを開き、[要約を取得]を選ぶと表示されます。コメントが少ない動画では表示されないことがあります。
動画再生ページの「Ask YouTube」
YouTubeで動画を見ながら、その内容についてAIに質問できる機能です。自社の動画に限らず使えるので、競合の動画が何を伝えているかを確かめるのに役立ちます。日本語にも対応しており、日本語のヘルプでは「YouTube に相談」という名前で、[質問する]ボタンから使うと案内されています。なお、検索バーから使う同名の会話型検索は米国・英語のみで、別の機能です。表示されるのは一部の動画だけで、ログインしていることなどが条件です。
いずれも手軽に使える一方で、扱えるのは自社のチャンネルのデータや、動画の内容が中心です。競合と数値で比べる、ジャンル全体の動向をつかむ、といった分析には、次の「方法2」を使います。
方法2:生成AIで、データを集めて分析する
ClaudeやChatGPT、Geminiのような生成AIを使う場合は、分析の材料となるデータを自社で用意します。手順は「データを集める」「AIで分析する」の2つです。準備に手間はかかりますが、自社のデータと競合のデータを並べるなど、分析の切り口を自由に決められます。
ステップ1:データを集める
YouTubeのデータの集め方は、何を分析したいかで選びます。
| 集め方 | 集められるデータ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| YouTube Studioから書き出す | 自社のチャンネルのアナリティクス(総再生時間・サムネイルのインプレッションのクリック率・トラフィック ソースなど) | 自社のチャンネルを詳しく見たい |
| 分析ツールから書き出す | 競合を含むチャンネル・動画の公開データ(登録者数・視聴回数など) | 競合や市場と比べたい |
| 字幕・コメントを集める | 動画で話している内容、視聴者の反応 | 動画の作り方や反応を分析したい |
| YouTubeのAPIで取得する | 公開データ(YouTube Data API)と、自社のチャンネルのアナリティクス(YouTube Analytics API) | 決まったデータを定期的に集めたい |
| MCPでAIに直接取得させる | つないだ先にあるデータ | 収集から分析までをAIとの対話で完結させたい |
自社のチャンネルなら、まずはYouTube Studioからの書き出しが手軽です。次の手順で書き出せます。
- 左側のメニューで[アナリティクス]を選ぶ
- 書き出したいレポートで[詳細モード](または[詳細])を開き、期間や指標を調整する
- 上部の[現在のビューをエクスポート]からファイル形式を選んで保存する
1回に書き出せるのは500行までです。それを超えるデータが必要な場合は、YouTube Reporting APIで取得する方法が案内されています。YouTube Studioは2026年7月から新しい画面に順次切り替わっているため、ボタンの位置が違って見えることがあります。どの指標を見ればよいかは「YouTube分析のやり方|チャンネルの伸ばし方 データ分析と戦略編」にまとめています。
競合と比べる場合、YouTube Studioには自社のチャンネルのデータしかありません。登録者数や視聴回数といった公開されている数値を、分析ツールで集めて書き出すか、YouTube Data APIで取得することになります。APIを使うにはプログラムが必要ですが、後で紹介するClaude Codeのような開発者向けのAIに、取得の処理を作成させることもできます。
MCPは、AIとデータを直接つなぐ仕組みです。YouTubeのデータを扱うMCPサーバーをつないでおくと、「先週出した動画の視聴回数を、前月の平均と比べて」と指示するだけで、AIがデータを取得し、そのまま分析まで行います。データの収集から分析までを一度に行えるため、毎週・毎月の定点観測に向いています(YouTubeの公式MCPの有無と仕組みは後述)。
ステップ2:AIで分析する
集めたデータは、ファイルのままAIに渡せます。Claude・ChatGPT・Geminiは、どれも表計算のファイルを読み込んで分析できます。字幕やコメントは、テキストにして貼り付けるか、ファイルにして渡します。
複数の動画の内容をまとめて比べたいときは、Googleの「Gemini Notebook(旧NotebookLM)」も使えます。追加した資料(ソース)の内容をもとに、質問への回答や要約を行うAIで、公開されているYouTube動画のURLを資料として追加できます。回答には、根拠となった資料の該当箇所が引用として示されます。読み込まれるのは文字起こしのテキストだけで、字幕(自動生成の字幕を含む)のない動画は読み込めません。投稿から72時間以内の動画も読み込めないことがあります。2026年7月にNotebookLMから名前が変わりました。
渡すときは、何と何を比べるのか、結果を何に使うのかまで書いておくと、表の数字を言い直しただけの回答になりにくくなります。目的ごとの指示の例は後の章で紹介します。同じ分析を毎週繰り返すなら、集計の手順ごとAIに任せられるClaude Codeのようなツールも選択肢になります。
ClaudeでYouTubeを分析する方法
Claudeは、Anthropicが提供する生成AIです。ブラウザやアプリで使うClaudeのほかに、開発者向けのClaude Codeがあります。方法2をClaudeで進める場合の使い方をまとめます。
書き出したファイルをClaudeに渡す
いちばん手軽なのは、書き出したファイルをチャットに添付する方法です。ファイルを読み込んで分析する機能(コード実行とファイル作成。新しい設定画面では「ファイルを作成・編集」)を使うと、集計やグラフの作成までClaudeに任せられます。
たとえば、次のように指示します。
添付したのは、当社のYouTubeチャンネルの過去90日間の動画別データです。視聴回数の上位5本と下位5本を比べて、タイトル・動画の長さ・平均視聴率にどんな違いがあるかを整理してください。違いが見られた点は、次の動画の企画で試せる形にして3つ挙げてください。
YouTubeの動画の内容を分析する
Claudeにアップロードできるのは、PDFやテキスト、表計算などの文書と画像で、動画ファイルは入っていません。ウェブ検索をオンにしていれば、URLを渡すとそのページを読み込みますが、YouTubeの映像や音声をどこまで扱えるかは示されていません。動画の中身を分析したいときは、字幕をコピーして渡すのが確実です。
コネクタで外部のデータにつなぐ
Claudeには、外部のサービスとつなぐ「コネクタ」があります。一覧にないサービスも、インターネット経由で接続するMCPサーバー(リモートMCPサーバー)があれば、「カスタムコネクタ」として追加できます。TeamプランやEnterpriseプランでは、追加できるのはオーナーなどの管理者です。
なお、2026年10月時点で、コネクタの一覧にはGoogleが提供するGoogle ドライブ・Gmail・Google カレンダーなどがありますが、Googleが提供するYouTubeのコネクタはまだありません。
Claude Codeでデータ集めから分析までを自動化する
Claude Codeは、パソコンの中のファイルを読んだり、コマンドやプログラムを実行したりできるClaudeです。YouTube Data APIからデータを取得する処理を作成させる、書き出したファイルをまとめて集計する、毎週同じ形のレポートを作る、といった作業を任せられます。MCPにも対応しています。使えるのは有料プランか、APIの従量課金で利用する場合です。
YouTube MCPとは|AIとYouTubeのデータをつなぐ仕組み
MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部のデータやツールをつなぐためのオープンな規格です。Anthropicが2024年11月に公開し、今はLinux Foundation傘下の団体に移されています。Claudeのほか、ChatGPTやGeminiの開発者向けの機能などでも使われています。
「YouTube MCP」は、YouTubeのデータをMCPでAIから使えるようにしたものを指します。データを集める手段であると同時に、会話の中でそのまま分析まで進められるのが、ファイルを書き出して渡す方法との違いです。
YouTubeの公式MCPはある?
2026年10月時点では、Googleが公開している公式MCPサーバーの一覧にYouTubeは入っていません。Google ドライブやGmailには公式のもの(Developer Preview)がありますが、YouTubeはまだです。
YouTubeのデータを外から取り出す公式の窓口は、YouTubeが公開しているAPI(プログラムからデータを取り出すための仕組み)です。MCPでYouTubeのデータを扱う場合も、公式の手段で取得するなら、このAPIを通すことになります。
| 公式のAPI | 取得できるデータ |
|---|---|
| YouTube Data API | 公開されている動画・チャンネルの情報(視聴回数・高評価数・コメント数・登録者数など)。登録者数は上から3桁で切り捨てた値 |
| YouTube Analytics API | アナリティクスの数値(総再生時間など)。取得できるのは、データの利用を許可したチャンネルだけ |
MCPでつないだからといって、権限のないデータまで見られるようになるわけではありません。競合チャンネルの総再生時間のように、所有者と権限を与えられた人しか見られない数値は、MCP経由でも取得できません。
MCPでYouTubeとつなぐときの注意点
- 許可する範囲を確認する:自社のチャンネルのアナリティクスを使うには、Googleアカウントでデータの利用を許可します。閲覧だけなのか、投稿や編集までできるのか、許可の画面で内容を確認してから進めます
- 利用上限がある:YouTube Data APIには1日あたりの利用上限があり、検索のように回数が別枠で決まっている操作もあります。大量のデータを一度に集める使い方には向きません
- 提供元を確認する:公式でないMCPサーバーやプログラムを使うなら、誰が作ったものか、どのような権限を求めているかを事前に確認します。会社のアカウントでつなぐ場合は、社内のルールも確認が必要です
分析ツールが持つデータを、AIツールから直接使えるようにする動きも出てきました。kamui trackerでも、ご利用中のAIツールとkamui trackerを直接つなぎ、データ分析を行える仕組みの提供を予定しています(お知らせ:AI×kamui trackerデータによる「高精度なYouTube市場・需要分析」を一部公開)。
Claude・ChatGPT・Geminiの違い
方法2で使う生成AIについて、YouTube分析に関わる機能だけを抜き出し、2026年10月時点の内容で並べると次のようになります。各サービスの機能は頻繁に更新されるため、現時点での比較としてご覧ください。優劣ではなく、できることの違いを示しています。
| AI | YouTubeの動画(URL) | データのファイル・外部との連携 |
|---|---|---|
| Claude | YouTubeの動画の内容をURLから読み取れるとは示されていない 字幕のテキストを渡せば分析できる | 表計算のファイルを分析できる カスタムコネクタでMCPにつなげられる |
| ChatGPT | YouTubeの動画の内容をURLから読み取れるとは示されていない 字幕のテキストを渡せば分析できる | 表計算のファイルを分析できる MCPサーバーへの接続は一部の有料プランで対応(すべての機能を使えるのは法人・教育機関向けのBusiness・Enterprise/Edu) |
| Gemini | Gemini アプリでYouTubeの動画を検索し、公開されている動画の内容を質問できる | 表計算のファイルを分析できる Gemini アプリからMCPサーバーにつなぐ機能は、米国内での利用に限られる(18歳以上・個人のGoogleアカウント・英語が条件) 自社でプログラムを組んでGeminiを使う場合は、MCPサーバーに接続できる |
書き出したデータの分析なら、3つのどれでもできます。差が出るのは、YouTubeの動画を直接扱えるかどうかと、外部のデータにつなぐ機能をどのプランで使えるかです。
目的別:AIで分析するときの指示の例
AIへの指示は、何を渡したのか、何を答えてほしいのかが具体的なほど、実務に使える回答が得られます。目的ごとに、渡すデータと指示の例を挙げます。
自社のチャンネルを改善したいとき
YouTube Studioから動画別のデータを書き出して渡します。視聴回数だけでなく、平均視聴率やクリック率も含めておくと、なぜ伸びたのか・伸びなかったのかまで踏み込めます。
この3か月で、クリック率は高いのに平均視聴率が低い動画を挙げてください。タイトルやサムネイルで期待させた内容と、動画の冒頭の内容がずれている可能性があるものを優先して並べてください。
競合チャンネルと比べたいとき
自社と競合の公開データ(登録者数・動画ごとの視聴回数・投稿日など)を、項目をそろえて1つの表にしてから渡します。データの収集には分析ツールを使うと効率的です。ツールの選び方は「YouTube分析ツール比較」で紹介しています。
添付の表は、当社と競合3社のチャンネルの直近半年の動画一覧です。投稿の頻度、動画の長さ、視聴回数が多い動画のテーマを会社ごとに整理し、当社がまだ扱っていないテーマで、競合では視聴回数が多いものを挙げてください。
コメントから視聴者の反応を知りたいとき
自社の動画1本分なら、YouTube Studioのコメントの要約やAsk Studioで手早く確認できます。複数の動画をまとめて見たいときや、競合の動画のコメントも見たいときは、コメントを集めてテキストにし、生成AIに渡します。
このコメントを「商品への感想」「動画の内容への感想」「質問・要望」に分け、それぞれ多い意見を3つずつまとめてください。次の動画で答えたほうがよい質問があれば、あわせて挙げてください。
市場・トレンドをつかみたいとき
市場やトレンドを把握するには、1つのチャンネルではなく、ジャンル全体の動画データがまとまった量で必要です。エビリーは2026年10月7日のプレスリリース「AI×kamui trackerデータによる『高精度なYouTube市場・需要分析』」で、美容ジャンルの分析例を公開しました。kamui trackerのデータとAIを組み合わせたものです。
対象は、2026年9月22日〜28日の1週間に投稿された新着動画508,481本です。美容・コスメ関連のキーワードについて、対象週の投稿件数を過去4週間の平均と比べた「バースト比」を出し、伸びている語をAIで検出しました。新しく増えている語の候補19,130語から、AIが例文で美容の文脈かどうかを確かめ、15語にしぼり込んでいます。
美容関連キーワードのバースト比(全15語)
2026年9月22日〜28日の新着動画508,481本/バースト比=対象週の投稿件数÷過去4週間の週平均。棒は1.00倍(横ばい)を起点に描いています
kamui tracker調べ|2026年10月| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 対象データ | kamui trackerが保有する新着YouTube動画(508,481本) |
| 対象週 | 2026年9月22日〜28日 |
| 比べる期間 | 直前の4週間(2026年8月25日〜9月21日)の週平均の投稿件数 |
| 抽出の条件 | 対象週の投稿件数が一定の条件を満たした新しく増えている語の候補19,130語から、例文の確認で美容の文脈と確定した15語 |
| バースト比 | 対象週の投稿件数÷過去4週間の週平均(週平均が3件未満の場合は3件として計算) |
| 視聴中央値 | その語をタイトルに含む動画の視聴回数の中央値(需要の目安) |
| 除外の処理 | 同じ表記で別の意味を持つ語や、美容以外の文脈で使われる語を、AIが例文で確かめて14語除外 |
「美容液」は、バースト比こそ1.12倍で15語の中位でしたが、視聴中央値は15語でいちばん高くなりました。動画の数に対して視聴の需要が大きい、つまり需要が供給を上回っている語と読めます。バースト比だけを見ていては見つけられない語です。
「整形」「小顔」のように、美容以外の意味でも使われやすい語は、AIが例文で実際の使われ方を確かめています。この確認で、美容と関係のない文脈が混ざる語14語を候補から除外しました。大量の動画から伸びている語を検出する作業と、文脈を読んで仕分ける作業を、まとめてAIに任せた事例です。
AIでYouTube分析をするときの注意点
- 公開されていない数値は取得できない:YouTube アナリティクスの数値を見られるのは、チャンネルの所有者と、所有者から権限を与えられた人です。競合の総再生時間やインプレッションのクリック率は、AIを使っても取得できません。競合とは公開されている数値で比べます
- 渡すデータがずれていると、答えもずれる:期間がそろっていない、一部の動画が抜けている、といったデータでも、AIはそのまま分析してしまいます。期間・対象・指標がそろっているか、渡す前に確認します
- 数値は元のデータで確認する:AIは集計の途中で数値を読み違えることがあります。報告や判断に使う数値は、YouTube Studioや元のファイルと突き合わせてから使います
- 入力したデータの扱いを確認する:AIに入力したデータが、AIの学習に使われるかどうかは、サービスやプラン、設定によって異なります。法人向けのプランでは、初期設定で学習に使わないとしているサービスもあります。業務のデータを渡す前に、利用するプランでのデータの扱いと社内のルールを確認してください。収益や公開前の動画の情報など、社外に出せないデータは特に注意が必要です
よくある質問
ClaudeはYouTubeのURLを読み込めますか?
ウェブ検索をオンにしていれば、URLを渡すとページとしては読み込みますが、YouTubeの映像や音声をどこまで扱えるかは示されていません。アップロードできるファイルも文書と画像で、動画ファイルは入っていません(2026年10月時点)。動画の中身を分析したいなら、字幕のテキストを渡すのが確実です。
YouTubeの公式MCPはありますか?
2026年10月時点では、Googleの公式MCPサーバーの一覧にYouTubeは入っていません。YouTubeのデータを取り出す公式の窓口は、YouTube Data APIやYouTube Analytics APIなどのAPIです。
他人のチャンネルもAIで分析できますか?
登録者数・視聴回数・高評価数・コメント数といった公開されている数値や、動画の中身なら分析できます。総再生時間やインプレッションのクリック率など、YouTube アナリティクスにしかない数値は、所有者と権限を与えられた人しか見られないため、AIでも取得できません。競合や市場を分析するなら、公開データを集めてそろえたうえで生成AIに渡します。
まとめ
AIでのYouTube分析には、YouTubeが用意した分析用のAI機能を使う方法と、生成AIに自社でデータを集めて渡す方法があります。自社のチャンネルや特定の動画を手軽に確認するなら前者、競合や市場まで含めて分析するなら後者が向いています。
生成AIを使う場合、分析できる範囲は集めたデータで決まります。書き出す、APIで取得する、MCPでつなぐなど、目的に合った集め方を選べば、Claude・ChatGPT・Geminiのどれでも分析を進められます。
kamui tracker のご紹介
kamui trackerは、YouTubeのチャンネルや動画のデータを分析できるツールです。チャンネル分析・トレンド分析は無料版で、期間の制限なく使えます。競合チャンネルや市場のデータをAIで分析したい法人の方は、本契約でチャンネルリストのデータをCSVで書き出せます。
