ユーチューバーがお先真っ暗と言われるワケ〜小学生がこぞってユーチューバーになりたがる日本はヤバい?〜
こんにちは、ユリウスです。
今年に入ってから、大阪府内の小学校が小学生の夢を調査したところ、
「ユーチューバー」が3位に入ったというニュースで日本中がどよめきましたねー。
ネットでは「現実を見てない」「安易に考えてる」「稼いでいるのは一握りだけで、大多数は生活すらできない」「今うまくいってても将来どうなるか分からない」などなど…
将来を心配する声が溢れました。
小学生の将来の夢「YouTuber」心配
“YouTuber”は何故子ども達の“将来の夢”になったのか?
「夢はユーチューバー」勉強しない子どもたち
一方テレビではこんなCMをよく見かけるようになったと思いませんか?
好きなことでお金を稼ぐ楽しさをアピールし、ユーチューバーの道へ誘い込もうとしています。
こうした世の中の状況をどう受け止めればいいのか、一緒に考えてみましょう。
なぜユーチューバーは批判されるのか?
ユーチューバーが未知の概念だから
そもそもユーチューバーという言葉が認知され始めたのがここ2、3年。
職業として認知されるにはまだちょっと早いのかも知れません。
「漫画家」や「サッカー選手」も成功できるのが一握りなことには変わらないんですけどね。
一過性のブームと思われていて、職業として受け入れられてないんです。
あと数年もすれば職業として定着するかもしれません。
はた目にはどこにでもいる素人で何が面白いのか分からないから
世間の大人から見ればユーチューバーの彼らは素人だし、容姿も喋りも普通だし、
動画もこれといって凄いことをやってるわけじゃない。
テレビに比べれば何が面白いのか分からない。
でも、事実としてユーチューバーは人気があって、
そのつまらない動画で普通の人がとうてい稼げない額を稼いでいるから、理解に苦しむといったところですね。
人気があるということは、その人を求めている人がそれだけいるということなんです。
楽して稼いでることへの嫉妬
上記に関連しますが、ユーチューバーはどこにでもいそうな素人が、自分の家、自分の部屋で動画を撮影してアップロードしているというのが世間のイメージです。
こういう努力や…
こういう困難を乗り越えることなく…
家でダラダラしたり、食べたり、ゲームしたりして、楽してるようところを
動画に撮っているだけに見えてしまうんですね。
人間だから、どうしても嫉妬しちゃうんだよね。
若くて楽して(いるように見えて)稼いでいる人に対して、批判できそうなポイントを探したくなるものです。
とはいえちゃんと企画を練ったり、撮影場所を用意したり、編集するという作業を怠るとヒットするものもヒットしないので、意外と大変です。
ユーチューバーに将来性はないのか?
YouTubeがダメになったらユーチューバーは終わり?
こういう不安は当然。
ユーチューバーというのは、YouTubeというプラットフォームがあってこそ成り立つもの。
YouTubeが終わってしまったら、ユーチューバーも終わります。
でも、YouTube自体は全世界で毎月10億人が視聴する超巨大プラットフォームです。
しかも今なお成長中で、企業もこれから参入していこうという風潮が生まれているところ。
このサービスが終わる心配は当面しなくてよさそうです。
……ただ、移り変わりの早いネットのサービス。
10年後や20年後も同じようにYouTubeが栄えているかというと、それはさすがに分からない。
でも、今本気でユーチューバーをやってる人はオーディエンス分析をかなりしっかりやっているし、動画を作る時も視聴者を意識して見やすい編集をしたり、受けそうなテーマを考えたり、かなり試行錯誤している。
そういう人達は時代が変わっても、ちゃんとオーディエンスが求めているものをキャッチして、自然に次のプラットフォームにシフトして行くんじゃないかなあ。
年を取って稼げなくなるリスクは当然高い
ユーチューバーに限りませんが、年を取って体力が追い付かなくなったり、若い人の好みとマッチしなくなるリスクはあります。
普通に会社員や公務員として働けばそういう心配をしなくて済む、と多くの人が思っています。
人気ユーチューバーの恭一郎さんは
「今はいいけど、流行り廃りがあるし、この先の人生のことを考えると、ちょっと不安なんですけど、その辺どう思ってるの?」
という質問に、
「いや、でも、この先の不安っていうことは……。一生仕事しなきゃいけないってことですか?
べつに若いうちに、生涯年収くらい稼げばそれでいいじゃないですか」
と答えました。
「若いうちに2~3億稼げれば、それでいい」 人気YouTuberが「男は一生仕事」論を一蹴
会社員が一生安泰という話は昔話になり、多様性のある生き方が当たり前になってきた時代。
好きでもないことをして寿命を少しづつ削りながら生きていくより、好きなことに情熱を燃やして燃え尽きる人生もいいと個人的には思います。
おわりに
伝えたいのは、本気でユーチューバーを目指すならネットのネガティブな風潮はあまり気にしなくていい、ということです。
ユーチューバーランキングの新人部門(チャンネル開始1年以内)には、毎週誰かしら新しい顔ぶれが入ってきます。
ただし、世間のイメージに反して楽ではないのは確かなよう。
1日1本動画を作るのもかなり大変だし、やらなきゃいけないことも多いけど、本当に好きなら続けられるはず!
安易にユーチューバーを目指す小学生については、はじめしゃちょーがこんな動画を出してます。
ユーチューバーを目指すことは、何もしなくていいわけじゃないんだよと。


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